talion gallery

石川卓磨キュレーション
「長い夢を見ていたんだ。」

2013.12.14 - 2014.1.11
-
Artists:
外島貴幸
豊嶋康子
箕輪亜希子
吉田正幸
-
Exhibition Statement
「長い夢を見ていたんだ。」は、夢から現実へと移行したことを説明している状態を示しています。場合によっては、受け入れがたい現実を経験したがために「あれは夢だった」と言い聞かせているニュアンスにも捉えられます。
夢とは、必ずしも眠りの中で見る現象に限定されず、多義的な意味合いを持ちますが、現実という言葉もまた曖昧です。
社会学者である大澤真幸は、現代社会にみられる「現実への逃避」という現象を語るにあたって、“究極の「現実」、現実の中の現実ということこそが、最大の虚構であって、そのような「現実」がどこかにあるという想定が、何かに対する、つまり〈現実〉に対する最後の隠蔽ではないのか”と書いています。
そして、シュルレアリストやダダイストたちが、この現実を考えるうえで、夢にとり憑かれたのは、当時の政治的状況とも無関係ではありません。長い夢とは現実そのものかもしれないし、目覚めの後にやってくるのが現実とは限りません。この不安定な状態において、いま、作家たちは、そして芸術は、どういう態度、思考、方法を示すのか。その問いを見る場として展覧会を考えています。
石川卓磨
-
Press Release >>


ishikawa_curation


ishikawa_curation


ishikawa_curation


ishikawa_curation


ishikawa_curation


ishikawa_curation


ishikawa_curation


ishikawa_curation


ishikawa_curation


ishikawa_curation


ishikawa_curation


ishikawa_curation


facebooktwitter